その発言が『いじめ』です。
『いじめているわけではない』の発言が『いじめ』です。
仕事をしていると、いろんな方と出会います。
自分が優秀だと勘違いしてる方・平気で人を傷つける方・すごく気さくな方など本当にいろんな方がいます。
今日は、平気で人を傷つけ・優秀であると勘違いしているのかな?と感じた方のお話しです。
あなたのために言っているのよ!
部下のために!
部下に成長してほしいから!!
と、以下のような内容を伝えたそうです。
『自分の頭で考えることをしていない。』
『軽い発言はやめてほしい。』
『思考が停止している。』
『私だって、こんなことは言いたくないんだよ。』
『ちゃんと本質をわかってる?』
などなど、ざっと2時間くらい似た内容の話をしたそうです。
※ 部下が理解しているのか・・・わからないため何度も伝えたそうです。
正直、こんなこと言われたら私なら萎縮します。
ってか、退職を考える可能性が高いです。
部下さんには、言葉として『成長してほしいから伝えている』と伝えてはいるものの、こんなことを上司に言われたら、萎縮します。
そして、部下は上司が【 求める回答 】をするようになります。
でも、上司は【 自分が求める回答 】を探し、顔色を伺った答えをすることもダメ出ししたみたいです。(残酷極まりない・・・・)
自分を正当化したいだけ
【 相手のために 】
って、都合のいい言葉ですよね。
自分を正当化したいだけ。
と、私は感じてしまいます。
そこに、『相手は、どのように受け止めるのか?』という部分が欠落しているから、平気で言えてしまうのです。
そして、『自分が正しい!!』というおかしな正義と『自分が優秀である』という勘違いから相手を見下してしまうのでしょう。
優秀な人は、平気で人を傷つけるような行為はまずしません。
相手と意見が違った場合も、相手の意見や気持ちを受け入れてから、自分の意見や考えを伝えます。
しかし、勘違いしている人や相手を傷つけていることにすら気が付けない人は、『自分を正当化』するために【 相手のために自分が悪者になっている 】と正義を振りかざすのです。
受け止め方は『相手』次第
同じ言葉を発しても、人それぞれ受け止め方は異なります。
そんな受け止め方をされてしまった!と、私自身反省することが多々あります。
※ 自分ではそんなつもりで言ったつもりがないのに、よくない受け止め方をされたときですね。
自分を正当化する人は、そんな受け止め方をした【 相手が悪い 】と感じてしまうようです。
そもそも、相手を傷つけたという認識がないからでしょうね。
しかし、自分が傷つくような発言をされると『そんな言い方はよくない』など、相手を批判します。
自分の言動に、矛盾が生じていることすら気が付かないのです。
その後のはなし
部下さんは、その後どうなったのでしょうか?
優秀と勘違いし平気で人を傷つけてしまう上司さんとお会いしたときに、私が聞くまでもなく口を開いてくれました。
『あれだけよくしてあげたのに辞めたんだよ』
『最近の子は、我慢ができないのか?』
『あの子は、どこに行っても仕事ができないだろうから』
という、言葉を発していました。
部下さんは、辞める理由の【 本心 】は当然言えません。
他の理由をこじつけて『辞めます!』と勇気を振り絞って伝えているのです。
こんな上司に辞めると伝えたら、また責められ、罵声を浴びせられ、長時間耐える時間が待っていると予想ができますからね。。。。
『どうして、辞めるのか?』
『辞めてしまったのか?』
何かしら原因があるから、辞めるのですが。。。。
その原因の中に、自分(上司)はいないのです。
上になればなるほど、注意してくれる人はいません。
そして、このような勘違いしてる上司は、何を言っても聞く耳を持ちません。
私が部下さんの気持ちを代弁するような意見をお伝えしたとき、『それは向こうが悪い』など、必ず否定から入ります。
そうなると、私自身『この人に何を言っても無駄だな』と感じ、何も言うまい状態です。
大きな失敗、大きな失望をしない限り、どれだけ相手に対して失礼な行為をしてきたか、自分が今までしてきた行為がどれほどまで酷いことかは気が付けないと思います。
最後に
1日という短い時間で、1番長く時間を費やす『仕事』
この時間があまりにも、ツライときは『逃げてもいい』と私は思っています。
逃げることは、決して悪いことではありません。
新しい世界に出るチャンスです!!
辛さを我慢し、心が壊れるくらいなら新しい世界に飛び出し、自分の能力を発揮できる場に移った方がいいです。
今回お話した上司は、明らかに部下を潰すタイプです。
自分の優秀さ、賢さを自慢するために、言い返してこない弱い立場の人を平気で攻撃しているのです。
自分自身を守れるのは、自分だけです。
この世に1人しかいない、自分のためにこのような人に出会ったら、即座に逃げてくださいね!